自分の意思もなく、ただ寝たきりでいる患者さん。何も出来ないで24時間ベッドに寝たままの毎日は想像するだけで辛いと思う・・・
病院にも介護施設にも、寝たきりの状態になっている患者さんは沢山います。
でも、寝たきりの状態になっていたとしても、自分の意思をはっきりと伝える事ができるのであれば、自分のやりたい事や身体の痛みや苦しみなど、訴える事ができるので、自分の意思で生活をする事ができます。
でも、寝たきりの患者さんの中には、全く意思を持つ事ができずに、身体を動かす事もできない状態の方もいます。
食べたい物を食べる事もできないで、時間がくれば、経管栄養によって栄養を流して貰って、オムツ交換や体位交換を定期的にしてもらって、そんな状態では、身体はどんどん拘縮してしまいます。
自分で痰を出す事もできないので、痰の吸引が必要ですよね。
痰の吸引というのは、とても苦しみを伴うものなんです。
そのような状態では、生きているとは言えないような気がするんです。
もし、自分がそのような状態になったとしたら、と、考えてしまう時があります。
とても辛いですよね。
たとえば、痒いところがあっても訴える事ができずに、身体を動かそうと思っても動かせない、このような毎日が続くなんて、まるで生き地獄のように思ってしまいます。
医療の進歩はとても素晴らしい事だと思います。
でも、自分の意思を持って生きる事が出来ない、つまり生かされている状態だったら、どう思いますか?
家族にしてみれば、たとえ本人の意思がなくても、生きていて欲しいと、多くの方が思っています。
でも、もし自分だったら、延命を希望しません。
私は、最期まで自分らしく生きていたいと思っています。
だから、延命を希望しないという意思表示を、まだ元気なうちにしておきたいと思っています。
これは、家族の為にもとても大切な事だと思っています。
転職の際に必ず困る事ってありますか?

看護師は転職の多い職業ですよね。
女性は、結婚や出産などプライベートに合わせた仕事選びが必要になります(´・Д・)」
看護師の仕事は、時間は不規則、休みはカレンダー通りに休めない、残業が多い、体力的にも精神的にもハード…(T ^ T)
そんな仕事を続けながら、家事、育児を両立させることが難しいんですよね。
私も、やはり結婚、出産、離婚、引越しなど…とプライベートに変化があるたびに転職を余儀なくされました(。-_-。)
転職で気になるのは、やはり条件の良い職場に行けるかってことですよね。
ハローワークでみる求人票でわかる情報は、
【基本給】
【手当】
【賞与】
【年間休日数】
などですよね。
基本給は上限と下限の幅があり、実際どのくらいもらえるの?って思います。
手当は、実際一ヶ月どのくらいの額になるの?
賞与は、本当にそれだけもらえるの?
休み希望は取れる?
土日は希望すれば休める?
残業は、子供のお迎えに間に合うくらい?免除してもらえる?
夜勤なしの日勤常勤もあり?
子育てに理解はある?
急な休みに対応してもらえる?
…といった具合に、疑問が沢山あります(;´Д`A
周りに子育てに協力してもらえる人がいないと、自分の働く条件が生活にあっているかどうかは、とても重要になってくるんですよね。
しかし、ハローワークの求人票で知り得る情報は、それが限界…。
だから、とても困るんです(。-_-。)
もし就職してみて、自分の条件に合わないところが多く、生活が成り立たない、なんて事になっても、そんな簡単に転職なんて出来ませんよね。
もっと具体的な情報が欲しい、自分の条件にできるだけ近い職場に就職したい、誰しもが思うことですね(´・Д・)」
病棟で繰り広げられる壮絶な遺産相続争い・・・。病院って本当に色々なドラマがありますね・・・。
私は病棟で働いているんですけど、ある程度強い気持ちを持っていないと、なかなか続ける事はできない職場だと思います。
というのも、病棟は、患者さんの社会背景や生活背景など、全ての状況を見てしまう事になるので、他人とはいえ、自分の事のように心配になってしまう事が沢山あるんです。
入院している患者さんに、白血病で余命宣告されている方がいます。
その方はシングルマザーで、幼い子供がいるんです。
放射線や抗がん剤などの治療の後遺症で、髪が抜け落ちていしまっているんですが、とても美しい方で、穏やかな性格が表情に現れているんです。
自分と同じ位の年齢の方なので、余計に情が移ってしまっています。
その方は、お付き合いしていた方と入籍したんです。
おめでとうという気持ちはもちろんあったんですが、病気の事を考えると、とても複雑な気持ちでした。
看護師の仕事をしていると、毎日のように人の生死を目前にする事になるんですけど、特に若い方の場合、割り切る事ができなくてとても辛いですよね。
それと、見たくないと思うのが、遺産相続の争い事です。
瀕死の患者さんの目の前で、相続争いが始まってしまう事もあるんです。
今まではお見舞いにも来なかった家族や親族が、最期の時が近いと聞いたら急に集まってきて、最期のお別れどころか、患者さんの目の前で、醜い相続争いを始めるんです。
こればかりは、なんとも言えない切ない気持ちになります。
患者さんが、頑張って築き上げてきた財産を、最期はこんな形になってしまうなんて、あまりにも残酷過ぎます。
このような人生模様は、病院では沢山行われているのは事実です。
このような状況というのは、できれば目の前にしたくありませんよね。